教育実習

父親が他界したのが、上にも書きました通り、丁度大学四年の教育実習中だったんですよね^^;


出身校の都立高校で教育実習をしていたんですが、僕の担当教官だったもうかなりベテランの数学の先生も、さすがに教育実習生が実習期間中に父親を亡くす、なんて言うことは初めてだったらしく(そうあるものではないですよね^^;)、夜亡くなってその次の朝、先生にその事を伝えると、かなりビックリした顔をして


「え!?それは大変だ、今日はもう帰りなさい、事情は教頭に私から話しておきますから。」


と言ってくれたのですが、


「いや、今日は授業をやらせてください。ただ、大変申し訳ないのですが、明日・明後日は、お休みを頂きたいのですが・・・」


と言って、その日は地に足がついていないような感じがしながらも、教壇に立ったのを覚えています。
と言うのも、当時の教育実習は期間が2週間で、実はその中でお休みが1日までは(暗黙的に)認められていて、どうしても事情のある人(就職試験が重なったり、その他諸々)は1日だけならお休みが取れたんですよね。


ですが・・・どう考えても2日はお休みさせて頂きたいと思っていた中、更にその日帰ってしまうと、3日間もお休みしてしまうことになってしまうので><。
それで仮に教育実習の修了が認められなかったら、父親も悲しむだろう、と思いまして^^;


まぁ、それでも、休みが1日しか認められていない中、2日間お休みを頂いてしまったのですが、(教育実習生の総監督の)教頭先生の配慮の元、忌引と言う異例の扱いにして頂いて、無事教育実習を修了としてもらえたので、本当感謝しているんですよね。


と言う長〜い前振りは終わりにしてwなにが言いたいかと言うと、学校の先生は、本当に大変何だなぁ、と思った言う事です。

正直、2週間と言う短い間だけでしたが、1つのクラスの担任を任されて、教科(数学)の授業もその担当教官の先生の代わりに全て行う訳ですが、その担任をしたクラスが1年生のクラスで、教育実習が丁度6月でしたのでまだ入学したての生徒ばかりだったんですよね^^


で、一人一人の顔と名前を覚えるのにも一苦労でしたが、それにも増して、一人一人のことを考えて教科以外の指導をする事の大変さを、物凄く痛感しました^^;


学校は、勉強だけを教える所ではなくて、”一人の人間”を育てる所ですからね^^


普段、毎日やられている先生方の大変さが、僕がそこの生徒だった頃は全然わかりませんでしたが、改めて感じたのを覚えていますw

一人一人の将来を考えて生徒達と接するって、本当体力のいる事なんですよね。


で?僕は教員免許をとって先生を目指したか、と言うと、目指してはいなかったんですよね。
では、何故に大学で教育課程を取ったのか・・・。


それは、何度もお話しますが、当時警察官になりたいと言う夢があったからなんですよね^^


警察官になって巡査として採用されると、必ず最初は地域課の交番勤務からスタートするんですが、交番ってある意味、色んな住民やそこを訪れた方々の安全を守ると共に、時には人に正しい事を教えたりすることもあると思いまして。


そして、志望どおり交通警察に行けたら、例えば違反者に対しては、そこで色々と教えて正さなければいけない事がたくさんあるだろうな、と思いまして、同じく教える立場、人を育てる立場と言う意味で、教育課程を取ったんですよね。


”警察官になりたい”と言う夢に向かってやった”教育課程”は、一見全く関係ないように見えますが、実は僕の中では物凄くつながっていて、必要だと感じたんですよね^^


まぁ、それが正しいかどうかは分かりませんが、夢に向かって頑張る過程の中で、一見全く関係ないように見えることでも、実は下積みとして、やっておいた方が良い事って、あると思うんですよね^^

ちょっと遠回りしてでも♪