緊急停止ボタン Part2

前にも緊急停止ボタンのネタを書いた記憶がありますので、今回はPart2w
完全独り言です^^;


今朝出勤時、少々寝坊したのでいつもより1本遅い列車の最後尾に乗ったのですが(=何気にギリギリw)、急行列車のため満員電車で駅を飛ばし飛ばし行く訳ですが、一番停まる駅間が長い所で乗客の一人が
”お〜い!急病人がいるから、緊急ボタンを押してくれ!”
と。
列車の中はギュウギュウで身動き一つ取れない感じで、僕もボタンが何処にあるのか探すことも出来ない状態でしたが、僕の前にいた人が手を伸ばして緊急停止ボタンをポチっと。


とたん、ブザーが鳴って列車は急停止。
車掌が緊急電話口で
”どうしました?”
と言うのに対して、とても落ち着いた感じでボタンを押した人が
”最後尾の車両ですが急病人がいます。”
と。


急病人はどうやら、乗務員室(車掌さんのいる所)の扉の目の前でうずくまっていたようです。


車掌さんが扉を開けて
”どうされました?大丈夫ですか?”
と尋ねると、
”急病人で、声をかけても反応がないんです。”
と言うやり取りが。


で、その後は車掌さんが車内放送で事情を説明して急病人を確保して、列車を一番近い駅で緊急停車させて無線連絡をした駅員に引き継いで、約6分遅れで運転再開。


と、その一部始終のやり取りをギュウギュウの中聞いていた僕は(僕も手助けしてあげたいという気持ちで一杯だったのですが、全く持って身動きが取れなかったんですよね)・・・


これぞ、救命講習で習う”Chain of Survival”の精神だなぁ、と、会社にギリギリな中更にギリギリながらも、そちらの方をずっと考えていました。


頭の中でまとめた今回のポイントは、


1.急病人がを見かけた時に、見て見ぬ振りをしないのは勿論のこと、見かけた自分だけでなんとかしようとしないで、周りに助けを求めていたこと(→緊急ボタンを押すように頼んだ事)


2.端的かつ適切に用件を伝えていたこと(→何処で何が起こってボタンを押したのかを落ち着いて伝えていた事)


3.状態を適切に伝えて素早く急病人を乗務員に引き渡せたこと(→”呼びかけても反応がない”と車掌さんに引き継いだこと)


な〜んて事を考えながら会社に向かったわけですが、本当いざと言うときはいつやってくるか分からない訳で、もし僕が今回その中の一人として携われていたら、同じように適切な行動が取れただろうか?


ん〜、きっとまだまだだなぁ><;


なんでもそうですが”100回の訓練より1回の現場。でもその1回の現場の為に100回の訓練。”とよく言われますが、本当そうなんですよね。
勿論、何も無いに越したことはないのですが、とても良い教訓と勉強になりましたm(__)m